埼玉県といえばかつて武蔵国として東京や神奈川県の北東部と同じ地域に含まれていたことは広く知られています。しかし、具体的な歴史や成り立ちについてはあまり広く知られているとはいえないようです。では、埼玉県の歴史はどのようになっているのでしょうか。

まず県名の由来。もともとは「さきたま」という読みであり、発祥地は「北埼玉郡埼玉村」です。ここは現在では行田市大字埼玉となっています。さらにその由来となるとはっきりしておらず、幸せをもたらす神の働きを意味する「幸魂」がルーツなのではないかという説もあります。すでに奈良時代には「さきたま」という名称がこの地域において使われていたことが万葉集などの文献によって明らかになっています。

埼玉県の歴史で広く知られるようになったのは、稲荷山古墳における鉄剣の出土。これによってすでに5世紀には大和朝廷の支配がこの地域にまで及んでいたことが明らかになりました。

本格的に歴史が発展するのは中世になってから。平安に入ると地元に土着した秩父氏をはじめとした武士団が活躍をはじめるようになり、武蔵武士と呼ばれるようになります。児玉七党や鎌倉幕府創立に大きく貢献した畠山氏、あるいは源頼朝の乳母の一族としてけん制をふるった比企氏、さらには「平家物語」での活躍で名高い熊谷直実などは、現在の埼玉県を本拠にした武士たちです。彼らの名字は現在でも地名で残されています。

江戸時代には宿場が多く設置され、交通の要衝として栄えました。江戸への利便性はそのまま現在の東京へのアクセスの便に受け継がれているのです。

埼玉県には海がなく、花卉や野菜等の農産が盛んです。平地が多く、埼玉の西側には山地が存在しています。埼玉県は自然に恵まれ、国立公園や国営公園の他県立自然公園が数多く存在しています。一年を通じて四季を感じることができる土地が多いのが魅力です。

埼玉県には、鉄道の主要駅が数多くありますし、プロスポーツの本拠地も存在しています。野球場やサッカースタジアムの他、イベントが開催できる多目的アリーナもあり、多くの往来がある場所としても知られています。最大級の鉄道のテーマパークとされる鉄道博物館や、越谷レイクタウン、三郷IKEAやららぽーとというような大型ショッピングモールも多数存在しています。埼玉県は数多くの日本一が存在している地域としても知られています。先述のレイクタウン内にあるショッピングモールは国内最大級ですし、県内にある市の数も40市と日本一です。人口密度の高さやアイスの生産・出荷量なども日本一だと言われています。また埼玉県内は平坦な土地が多いことから自転車の保有率が2008年には日本一だともされています

。東京都と隣接しており、電車で乗り継ぎなしに都内に入ることができます。都内へのベッドタウンとして埼玉県に居住する方も多いほどです。埼玉県の名産・特産品は、深谷市のネギや狭山茶、浦和や川越のウナギ料理が挙げられます。また、草加せんべいや芋ようかんなどに代表される芋料理なども人気です。